日本航空(JAL)は、ボーイング747を今年度中に全機退役させることになっています。最新の双発機に比べて燃費の悪い四発機のジャンボは、経営再建中のJALにとって、お荷物になってしまったようです。
全日空(ANA)も、基本的に747は廃止の方向なので、仕方のないことなのですが、ジャンボファンとしては、もうすぐ日本の航空会社からジャンボがなくなってしまうのかと思うと、非常に残念です。
ボーイング747は、あのグラマラスなちょっと艶っぽいスタイルが素敵です。
777−300は、機体が長くてスレンダーですが、なんというか、見た目的にちょっと安定感に欠ける感じがします。
オール2階建てのエアバスA380は、輸送力ありきで優雅さを捨てた、ヨーロッパの香りがみじんも感じられないあのデザインで登場し、私を愕然とさせたのでした。
この写真に写っているのは、JALの登録番号JA8909の747。旅客機だった747−400型機を貨物機に改造した747−BCFという機種ですが、JALのマーキング(機体塗装)がはがされていますので、おそらく、身売り待ちの状態なのだと思われます。
一時は、世界最大の747オペレーターだったJALですが、こういうシーンを見ると、ちょっと切なくなります。